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アクア・トトぎふ見学ツアー                                                                  2015年11月15日

  

  
 

 本校が平成24年度から平成26年度までの補助事業として運営してきた「みえサイエンスネットワーク事業」のフォローアップとして、1115日(日)に「アクア・トトぎふ見学ツアー」(サイエンスツアー)を実施しました。

 地球環境の持続的な維持には環境教育が必須であり、本校でも様々な角度から環境教育に取り組んでいます。今回のツアーは、生物の面から環境問題を考えて貰うことを目的としました。

 今回のツアーには三重県内の小中学生17人が参加し、岐阜県各務原市の水族館「アクア・トトぎふ」を訪れ、職員の方から「絶滅危惧種」と「外来種」についてレクチャーを受けました。世界中では13分に1種という爆発的な速さで生物の絶滅が進んでいること、国内の淡水魚に限っても絶滅危惧指定種が増えていること、外来種の移入が絶滅危惧種を生む要因の一つであること、問題を解決するためには自然に親しみ、そこに生きる生物を知るのが大事であること、などをレクチャーで学びました。

 参加者はノートを取ったり、カードを使って外来種を当てるクイズに答えたりし、和やかな中にも真剣な雰囲気のなかで学ぶことができました。レクチャーの後は水族館を見学し、実際の生き物を観察しながら、長良川をはじめとした日本の淡水生態系について学び、さらにはメコン、アマゾンなど、海外の代表的な淡水環境についても学ぶことができました。多様性の宝庫と言われたアフリカの湖の美しい魚が泳ぐ水槽の横には、これらの魚も絶滅の危機に瀕していることが書かれており、参加者はこれも熱心にメモしていました。将来、この難しい問題に立ち向かう人材が今回のツアー参加者から育つことを期待しています。

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