Moodleをアップデートする
Moodleは日々更新されています.バグフィクスが中心ですが,機能の拡張も少しずつ行われています.最新のMoodleに関する情報は moodle.orgへアクセスして入手して下さい.メインメニューの
Download MoodleのStandard Moodle Distributionのページを確認して下さい.
2007年8月10日現在,Moodle1.8.2+が最新版です.Informationの項目の中にある
CHANGESをクリックすると更新履歴が確認できます.
一旦,Moodleをインストールした後は,C:\xampplite\moodle フォルダ以下のMoodleのソースファイルの更新と,C:\xampplite\moodledata\lang\ja_utf8フォルダ以下の日本語言語パックの更新のみを行えば良いので,Windows Packagesをダウンロードする必要はありません.
頻繁に更新する保証はありませんが,
白井達也が管理するMoodleサイト
で,最新のMoodleに対してfs化を行ったfs_moodleのパッケージを公開しています.あまり頻繁に更新するつもりの無い方は,こちらのサイトからfs_moodleパッケージをダウンロードして,お手元のfs_moodleを更新すると作業は楽でしょう.もし,独自の改良をMoodle(fs_moodle)に対して行っていないのであれば,単にC:\xampplite\moodleフォルダを上書きするだけで良いです.(ただし,C:\xampplite\moodle\config.phpファイルは重要なファイルですので,安全の場所にバックアップした上で作業を行うことを勧めます).
Moodleのソースリスト(C:\xampplite\moodleフォルダ以下)を更新するにはCVSを用いて更新された箇所のみを修正する方法がmoodle.orgにより提供されていますが,あまりお勧めできません.もしあなたが本サイトからダウンロードしたfs_moodleを使用する,あるいは何らかの改造をオリジナルのMoodleに対して施 している場合(日本語表示や日本語ファイルのダウンロードを正常に行うには,必ずオリジナルのMoodleに対して何らかの修正を行っているはずです)ならば,その修正箇所には手を加えずにMoodleのアップグレードされた箇所のみを更新する必要があるためです.オリジナルのMoodleに対する改造箇所が少量ならば,一旦,新しいMoodleに入れ替えた後に改造個所を一つずつ戻しても良いのですが...fs_moodleの修正箇所は膨大です.そこでお勧めするのが,
WinMergeというフリーウェアを使用して更新する方法です.
WinMerge オリジナル:
http://winmerge.org/ 日本語化:
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-SanJose/8165/winmerge.html 二つのフォルダ内のファイルの差異を調べるソフトウェアです.右と左の二つのウィンドウにそれぞれのフォルダ内の同名のファイルを表示し,差異のある箇所をハイライト表示します.さらに,該当箇所を左から右へ,あるいは右から左へ置き換えてくれます.つまり修正箇所を目で確認し,それがfs_moodle化によって生じたものならば修正しない,Moodleがアップデートされた結果生じた差異ならば修正する,という感じで一つ一つの違いを修正できます.
(添付ファイルに大きな画像(xampp93Large.jpg)があります)
以上の画面イメージは,左側のウィンドウに更新されたMoodleのソースファイル,右側が現在インストールされているMoodleのソースファイルです.二つのソースファイルで差異のある行がこのようにハイライト表示されます.画面下に現在着目しているブロックだけを抜き出して比較表示してくれます.この違いを目で見て,// (FS_CONVERTER)というコメントが付いているならば,これはfs化のために改造した箇所ですので更新してはいけません.同様に,// (T.Shirai)というコメントが付いている場合も機能向上のために改造した箇所ですので更新してはいけません.いずれのコメントも付いていないならばMoodleの正式なプログラマー達がデバッグあるいは機能向上した修正箇所なので更新して下さい.
ウィンドウ右上にあるスピードボタンの拡大です.右から6個目の,
このボタンを押すと,このブロックを左(最新のMoodleのソースファイル)から右(現在のMoodleのソースファイル)にコピーし,次の差異のブロックへ移動します.
このボタンを押すと,コピーを行わずに次の差異のブロックへ移動します.
詳しくはWinMergeのマニュアルを読んで下さい.
(Moodleのソースファイルを手で修正する場合の注意) MoodleはUTF-8 (Unicode)でデータを扱うことで,多言語化対応を果たしました.データだけでなく,MoodleはソースファイルもUTF-8文字コードで記述 されています.したがって,半角英数字および記号だけであれば問題は生じにくいのですが,日本語でコメントを付けたり(あるいは既に非英語圏のプログラマによりコメントが付けられている場合に)UTF-8に対応していないテキストエディタで修正を行うと,文字コードが破壊されます.WinMergeも UTF-8文字コードでファイルを読み書きするように設定する必要があります.
日本語Windowsに標準で付いてくるノートパッド (notepad.exe)はUTF-8に対応していますが,ファイルにBOMという非表示の識別コード(Byte Order Mark)を埋め込みます.このBOMが悪さをするので,php.iniやmy.iniなどの設定ファイルの修正であれば問題ないのですが,Moodle のソース(fs_convert.phpも含む)の修正には使用しない方が良いでしょう.
白井は秀丸エディタ(
http://hide.maruo.co.jp/software/hidemaru.html)を使用しています.いまのところは問題ありません.さらにPHPに対応した強調表示定義ファイル(
http://hide.maruo.co.jp/lib/hilight/phpoo.html)を読み込むとコマンドを強調表示するためソースリストの可読性も高く,grepとタグジャンプも装備しています.シェアウェアです.
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