config.phpおよびfs_converter.phpの設定

 moodleサイトの最重要な設定はC:\xampplite\moodleフォルダにあるconfig.phpに記述されています.
 白井版のfs_moodleの設定は,C:\xampplite\moodle\libフォルダにあるfs_converter.phpに記載されています.

 それぞれの設定ファイルの中身を確認しましょう.
(注意)config.php, fs_converter.phpはUTF-8文字コードで記録されています.UTF-8形式でテキストファイルを読み書きできるテキストエディタを使用する必要があります.ノートパッド(notepad.exe)で内容を閲覧することはできますが,書き込み時に余分なコード(BOM)を書き込みます.config.phpはマルチバイト文字を使用していないので問題ありませんが,fs_converter.phpを修正する際には秀丸エディタなどのBOMを書き込まないUTF-8対応テキストエディタを使用して下さい.

(1) config.php

 青い文字で書かれた4行は内容を確認するだけで結構です.今後,Moodleサイトをインターネットに公開したり,データベースサーバをWebサーバと別のPCに分けるなどの拡張を行う際に意味を持つ重要な設定項目です.
 赤い文字で書かれた2行は追加して下さい.


<?php /// Moodle Configuration File

unset($CFG);

$CFG->dbtype = 'mysql';
$CFG->dbhost = 'localhost';
$CFG->dbname = 'moodle';
$CFG->dbuser = 'root';
$CFG->dbpass = '**';
$CFG->dbpersist = false;
$CFG->prefix = 'mdl_';

$CFG->wwwroot = 'http://localhost';
$CFG->dirroot = 'C:\xampplite\moodle';
$CFG->dataroot = 'C:\xampplite/moodledata';
$CFG->admin = 'admin';

$CFG->directorypermissions = 00777; // try 02777 on a server in Safe Mode

$CFG->unicodedb = true; // Database is utf8
$CFG->unicodecleanfilename = true;

require_once("$CFG->dirroot/lib/setup.php");
// MAKE SURE WHEN YOU EDIT THIS FILE THAT THERE ARE NO SPACES, BLANK LINES,
// RETURNS, OR ANYTHING ELSE AFTER THE TWO CHARACTERS ON THE NEXT LINE.
?> 

(A1) $CFG->dbhost
 MySQLの存在するURLアドレスです.今回のインストールでは,Moodle本体とデータベースを同じコンピュータ上で稼動させていますので,アドレスは'localhost'です.ネットワーク上の別のコンピュータにMySQLサーバをインストールして,Webサーバ+PHPの実行環境とデータベースサーバを分離する際には,MySQLサーバのインストールされているコンピュータのURLアドレスを記入します.

(A2) $CFG->wwwroot
 Moodleをインターネット(あるいはイントラネット)上に公開する場合には変更して下さい.たとえば,$CFG->wwwroot = 'http://www.suzuka-ct.ac.jp/mech/moodle'; のような感じです.アドレスの最後に/を付ける必要はありません.なお,Moodleサイトのアドレスをlocalhostからインターネット上のアドレスに変更する場合は,Apacheの設定変更も必要です.

(A3) $CFG->dirroot
 Moodleのソースを置くフォルダを変更する場合は変更して下さい.
 例えば,一時的にC:\xamppliteフォルダをコピーしてC:\xampplite_testフォルダとし,C:\xamppliteフォルダ内のMoodleとC:\xampplite_testフォルダ内のMoodleを同時に並行して運用するといった場合があります.(もちろん,moodleフォルダの位置を変更したC:\xampplite_testフォルダへのWeblアクセスが可能なように,Apacheの設定変更も必要です).

(A4) $CFG->dataroot
 Moodleのコースデータを保存するmooldedataの場所を変更する場合は変更して下さい.
なお,Moodleのデータベース(MySQL)はこのフォルダではなく,C:\xampplite\mysql\data\moodleにありますので,データのバックアップを行う場合はこちらも忘れずにバックアップして下さい.(C:\xamppliteフォルダ以下をまとめてバックアップすることをお勧めします)

以下の2つの設定は必ずconfig.phpファイルに追加して下さい.

(B1) $CFG->unicodedb = true;
デフォルトでは設定されていないようですので追加して下さい.
(B2) $CFG->unicodecleanfilename = true;
同じく追加して下さい.

(2) fs_converter.php
 オリジナルのMoodleには存在しないファイルですのでアップデートの際に誤って消去しないように気を付けて下さい.
 OSに日本語Windowsを使用している場合は基本的に変更の必要はありません.ただし,(d)USEextCharsと(e)AllowZenakuSPCはサイト管理者が有効/無効を判断して選択して下さい.

(a) $fsCFG->fsCharset
 MoodleをインストールしたOSのファイルシステムでサポートする文字コードを設定します.日本語Windowsの場合はS-JISです.
$fsCFG->fsCharset = 'S-JIS';

(b) $fsCFG->oldfsCharset
 fs_moodle化する以前にマルチバイト文字コードを用いて作成したフォルダ名やファイル名を現在のファイルシステム文字コードに変換する環境移行用の機能で使用する設定です.初めてfs_moodleをインストールした場合は,UTF-8を選択して下さい.誤ってUTF-8でフォルダ名/ファイル名が作成されてしまった場合にS-JISに変換できるメリットもあります.
$fsCFG->oldfsCharset = 'UTF-8';

(c) $fsCFG->USEfsPathinfo
 フルパス名をパス名とファイル名と拡張子に分解するためにPHPで用意されている,pathinfo(), basename(), dirname()が,Windows版の実装ではマルチバイト文字列に対して正常に機能しません.独自のpathinfo(), basename(), dirname()関数を利用する場合はtrueを設定します.
$fsCFG->USEfsPathinfo = true;

(d) $fsCFG->USEextChars
 オリジナルのmoodleではファイル名として,a-z, A-Zのアルファベット記号と0-9の数字と'-'以外の半角記号をフォルダ名/ファイル名として認めていません.半角の()などの記号を使用可能とする場合はtrue,安全性を考慮してオリジナル通りの記号の制限を受け入れる場合はfalseとして下さい.falseに設定した場合も全角文字は使用可能です.
$fsCFG->USEextChars = true;

(e) $fsCFG->AllowZenkakuSPC
 オリジナルのMoodleではHTMLエディタ使用時に,連続する2個以上の空白文字(半角空白,全角空白)を1個の半角空白文字にまとめてしまいます.この機能を無効にするには,trueとして下さい.trueとして空白記号をまとめる機能を無効にすると,たとえばこの文書のように行頭を一文字下げる(全角空白)といったことが可能になります.
$fsCFG->AllowZenkakuSPC = true;

(f) $fsCFG->fswincharset
 fsCharset/ fsoldCharsetでWINDOWSを選択した場合以外は変更の必要がありません.たとえば日本語Windows以外の海外版(英語圏除く)Windowsで日本語Windows同様のファイルシステム文字コードの制限が存在する場合にも対応できるように用意した機能です.各言語版Windowsのファイルシステムで標準とする文字コードを指定して下さい.この値は各言語パック内のlangconfig.php内のlocalewincharsetを参照すれば良い筈です.
$fsCFG->fswincharset = 'CP932';


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