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7月2日 材料工学科が「桑名石取祭祭車」の保存・修復を支援

2019年07月16日

 7月2日(火)に、材料工学科の黒田大介准教授が、岐阜県高山市の有限会社田中鉄工所で実施された「桑名石取祭祭車」の保存・修復作業の現地研修に参加しました。現地では、熟練の鍛冶職人による車輪鉄輪の焼き嵌め(やきばめ)作業について、今後の修復に活かすためのデータ収集も行いました。焼き嵌めとは、加熱して膨らませた鉄輪を車輪にかぶせ、冷やすことで鉄輪を縮めて車輪に固定する伝統的な修復技術です。

 黒田准教授は、桑名市教育委員会からの依頼を受け、2017年度から「桑名石取祭の祭車行事保存伝承部会」の金属担当委員として、金属部品の保存・修復について工学的な視点からアドバイスや分析を行っています。この取組の一部は学生教育や教材開発に活用されています。

 鈴鹿高専では、他にも多くの教員が地域の文化や産業に貢献できるようにさまざまな取組をしています。

鉄輪を加熱して車輪よりも大きく膨らませます

鉄輪を冷やして縮めることで車輪の外周に固定します

<リンク>

・材料工学科<http://www.suzuka-ct.ac.jp/department/department_index/mse/