視野の広い創造的技術者の育成
 
鈴鹿高専はどのような学校ですか―――
 昭和37年に創設された高等専門学校の第一期校です。現在、機械工学科、電気電子工学科、電子情報工学科、生物応用化学科、材料工学科の5学科と専攻科(電子機械工学専攻、応用物質工学専攻) から成っています。卒業生は、工業各分野で技術者、研究者、経営者、企業家等々として活躍しています。
 創設以来、“技術者はすべからく紳士・淑女たれ”という考え方が本校の教育の基底にあります。専門教育の一層の高度化や創造力の育成が強く求められる現代であっても、 知・徳・体バランスの取れた人間性教育(全人教育)を重視することに変わりはありません。新しい価値の創造とそれを保証する新技術の創出や組織の運営はすべてそれを担う人間の力に依拠するからです。



法人化によって何が変わりましたか―――
 法人化そのものよりも、それに至る過程とJABEE認定審査の過程を通じて教職員の意識が大きく変わりました。国立高等専門学校機構法の制定に伴って高専の教育の重点がこれまでの「中堅技術者の育成」から「実践的で創造的な技術者の育成」へと移行し、その役割に地域貢献や社会貢献が新たに加わりました。そして、他の高等教育機関と同様、教育目的、教育組織、教育システム、学校と社会との関係などすべての面で見直しと改善が始まっています。本校では、学内委員会組織の改変、教育研究部会活動の推進、JABEE認定教育プログラム(P5参照)の推進と継続的な点検・改善、学生の人格形成に対する支援、産学官及び地域連携活動などの課題に引き続き積極的に取り組んでいきます。
 

 


どのような教育を目指しますか―――

 科学技術立国を国是とする我が国には今後ともたゆみない技術革新が求められます。このことを実現するには基礎研究の充実と新技術の創出が2つの柱となりますが、高専に求められるものは、後者の役割を担える優れたエンジニアの育成であると考えています。
日本の技術者教育は、大学の工学部教育が一般的ですが、高専教育を中心とする5年一貫の教育制度もあるんだということをもっと世間に知ってもらう必要があると考えています。この教育課程はより実践的で創造的な技術者養成課程です。また専攻科(2年課程)に進めば、学生はJABEE認定教育プログラムに基づく更に高度な専門教育を受けることができます。ここでは、国際的に活躍できる自立した技術者の育成を目指しています。高専は大学教育と並ぶ別系統の工学教育機関であるとの自覚をもち、その一層の発展に努めます。
 


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