1.どれくらい勉強すればいいのだろうか
進学・就職に関わらず社会に出て大学卒と互角に競うつもりなら、授業時間数と自習時間数の不足分、単純計算で5年間で700時間程度を自分で補わなければならない。旧帝大系なら更に300時間は必要だ。中学から大学までの合計英語授業時間数が千時間程度だから、これは大変な数字であるが、逆に言えば4年生になる春休みから毎日3時間、1年生からなら1時間半の自習で、「英語でも」旧帝大系に勝てるということである。
2.どんな勉強をしたらいいのだろうか
「点数」ではなく、「実力」をつけることを考えて欲しい。諸君は全員単語テストで7割以上の成績で合格しているはずで、2100語レベルの語彙力があることになっている。実際には、テスト範囲だけをその場しのぎのクソ暗記をして、終わった途端に忘れてしまう。だから成績は90点でも実力は30点くらいしかないということが普通に起こる。
「力」をつけるには地道な「理解と暗記、の繰り返し」しか手はない。
一般的な英語学力養成順序は以下の通り:
1. 語彙 3000語、少なくとも2000語
2. 文法、文型・構文150種類、熟語500程度
3. 英文解釈(Reading)、Listening
4. 英作文(Writing)、Speaking
隣り合う各段階は重なり合うこともあるが、ひとつの段階を飛び越えることはできない。より正確に言えば、効率が悪い。もっともNative Speakerと同じくらい練習時間がある場合は別である。
3.3年までのペース配分
1. 日ごろの勉強では、まず学校の教科書、参考書は問題演習まで完璧に!
予習中心。3回音読した後それでも分からない単語・表現を調べる。
文法は教科書の解説を参照しながら練習問題、その後何も見ないで問題集。
2. 基礎固めに、単語3000、工業英語表現500・単語1600、英語構文100のテストを利用しよう。
当面の試験の範囲だけでなく、毎回最初から試験の範囲まで見直して忘れた所を覚え直す。
3. 分量稼ぎには、各学年の英検、工業英検、TOEIC Bridge、TOEICを利用しよう。
語彙は増えるし、文法事項のチェックはできるし、いいことだらけだ。
以上のことが自分ひとりではできない人は、学習塾や予備校、模試、通信添削などが有効。
しかし、自学自習できてはじめて一人前なので、そういう努力は常に怠らないこと。
4.基礎固め
3年生(になる)春には、基礎を再チェックしておきたい。具体的には、学校の文法参考書の通読、文法教科書、単語の再読・再確認を行う。英語が苦手の人は、下にあげるような別の本を使ってみるのも一法。
3年生夏には、大学受験生のせめて半分くらいは勉強しておこう。文法問題集、英文解釈問題集をそれぞれ2回はやるつもりで、他に構文と工業英単語の復習と先取りも勿論やっておこう。
地元の図書館、予備校・塾の講習会、模擬試験などで、旧友から刺激を受けよう。
1.編入試験の一般的な傾向
出題の分野・形式あるいは英文のレベル・題材も大学によって大きく異なるので、一概には言えないが、編入試験は、落とすための大学入試とは異なり、基本的な英語学力が試される. 従って、英文読解力とか構文の知識をみる問題が多くなり、純粋に文法的な問題は少ない。
英語の題材は自然科学的なものが多いが、特定の学科・専攻に関わるような専門的な内容のものは少ない。
近年はコンピューター(情報化社会、インターネットなど)や環境問題(地球温暖化、ごみ問題など)に関わるものが多くなってきている。
主要な大学の試験の傾向は、次章を参照して欲しい。
2.編入試験勉強の計画
上述のように編入試験用の勉強は、英文解釈が中心となるが、そのためには語彙と文法・構文の知識が大前提となる。
T部で述べた「4.基礎固め」は3年生夏までに終えているのが理想であるが、最悪4年生になる春休み中には終えておきたい。4年生の夏休み以降はできるだけたくさんの英文に触れて実力を養う時期である。
全体計画は、(1)まず自分の現在の学力を、全体的なレベルだけでなく分野別に「立体的に」把握することから始めよう。基礎語彙のように他の分野の学習の大前提である場合があるからである。
(2)次に、自分の性格、使える時間の制約なども十分に考慮し、塾・予備校の授業・短期講習、通信添削、模試、図書館利用などの手段も視野に入れておこう。(3)自分にとって集中的にやった方が効率が上がるものとそうでないものを区別して、長い休みの期間、土日、平日に分けて考えると良い。
3.学力の自己判定とレベルに応じた準備
まず自分の学力レベルを把握するには、下記問題集の中から志望大学の実際の問題を解き、自己採点してみよう。その正解率に従って、下記のような準備をすればよい。
『大学編入・転部試験問題集』 中央ゼミナール編 東京書籍
・正解率6割以上 基本的な力はあるので、英文解釈を中心に据え、その中で、語彙を増やし、構文や文法の知識を増やしていく。専門系の英文をプラスして多読すること。
・正解率4割以上 文法や構文の理解に問題があることが多いので、『基礎からよくわかる英文読解』か『〃英文法』(いずれも旺文社)を2回精読すること
・正解率4割以下 県立高校入試問題を解いてみること。
正解率8割以上 『基礎からよくわかる英文読解』を2回以上精読する。
正解率8割以下 下の高校入試用問題集を何冊か解き、まず基礎力を養う必要がある。 但し、語彙力が問題なのか文法力が問題なのか見極めること。
4.参考書・問題集の選び方
英語ができなければできないほど、参考書選びは重要となってくる。以下の3点に注意して、書店で見比べて自分にあっているものを選ぶこと。
a. 使い勝手が良いこと 答・解説が見開きとか分冊になっていること。活字・ことば遣いなど。
b. 分かりやすい解説 レベルの高い人なら何でもいいが、できない人ほど解説が理解できるか気をつけないと、とんでもない目に遭う。
c. いわゆる有名本には気をつけよ! レベル、分量、癖で自分に合わない場合のほうが多い。
この文の末尾に、少々のコメントをつけて推薦リストをあげておくので参考にして欲しい。
5.「基礎の基礎」の参考書・問題集 県立高校入試レベル
●英単語 とにかく暗記
『基本単語3500』(浜島書店) この本は「英和辞典」として使う
『完全征服入門英単語』(桐原書店) オーソドックス
『合格英単語600』(ごま書房) 基礎の単語を確認
『ターゲット1400』(旺文社) 中堅大学レベルまで?右ページの例文がいい
●英文法問題集
『書き込み式20日間完成 高校英語入門』(日栄社) 10日で最低限の文法
『英文法・作文問題の征服』(旺文社) 公立高校入試レベルより少し上見開き型で使いやすい。1週間で3回やる。
『高校入試分野別シリーズ英文法問題集』(増進会出版社) 語彙不足のせいで文法が難しいと誤解している人に最適
●英文法参照用 ざっと通読、上の問題集で間違えた部分をしっかり参照
『くもんの中学英文法』(くもん出版) 『中学英語総まとめ』(桐原書店)
『新・英語をもう一度最初から』(ナガセ) 『基礎からよくわかる英文法』(旺文社)
●英語長文読解 文法を仕上げた上で、徹底的に読み込む
『英語長文問題の征服』(旺文社) 『15のコツで入試英語長文が解ける』(文英堂)
6.基礎固め1:単語・熟語の勉強法
最終的に「見て分かる」単語の数で5000語、熟語で500語、構文で200程度
最初の1/3(中学レベル)は、まず何をおいても、書けるようになるまで、身に付けてしまうこと。
次の1/3は、他の分野と並行して、専用の時間を設けて単語集などで覚える。
毎回10語を覚えると決めたとすると、1回目1~10、2回目1~20、3回目1~30、のように毎回最初から始めること。
特に動詞は使い方を必ず一緒に覚えること 例 provide 人 with もの 「人にものを供給する」
この後『工業英語ハンドブック』の単語1600を加える。
最後の1/3は特に専用の時間を設定せず、英文解釈の学習の中で覚える。
必要と感じた単語を必ず余白に書き出しておき、週に1回は見直す。勿論最初から。
7.基礎固め2:英語構文の勉強法
単語・熟語の第二段階に入る頃から始めるとよい。3回くらいはやりなおすつもりで、最初は例文の英文の意味がとれるようにする程度で良い。この後『工業英語ハンドブック』の表現500を加える。次の2冊のうち、自分に合っているものを選ぶと良いだろう。
『英語の構文150 New Edition』(美誠社)
『新版・合格英文150』(ごま書房)
最後に、少し長めの文章で演習しておくとよい。
『英文解釈のトレーニング[基礎編]』(増進会出版=Z会)
8.英文法の取り扱い
あえて言えば、文法は、英語とはどんなものか理解するためには避けて通るわけにはいかないが、英語が使えるようになるためには必ずしも必要がない。中学校程度の文法と構文を身につけておき、後の枝葉は英文解釈の経験の中で身につけていけばすむことである。
時間のない人は、前述の『書き込み式20日間完成 高校英語入門』(日栄社)を1週間程度で確認しておいて、英文解釈に時間をかけるべきである。但し、解釈で行き詰まったときは必ずリファレンス用の文法書でしっかり理解し、必要ならその部分だけ問題演習をやること。
もちろん、本格的な英語を目指す人は、章末のリストを参考にして「目からウロコ」を是非体験して欲しい。
9.英文解釈の勉強法
4年生の夏休みには下にあげた問題集を一冊集中的にやってほしい。2回やれたら実力がついたのが実感できるはず。やり方は力に応じて二通り。和訳と対照してみて細かい対応関係が分かるかどうかを基準とする。
対応関係がわかる人は、まず概略の意味がつかめるまで英文全体を何回も音読する。その間によく分からない表現にしるしをつける。大体の見当が付いたところで、和訳を読む。それでも分からなかった部分をその問題の解説、(辞書ではなく)単語集、熟語集、文法書の順で理解できるまで調べ、余白に書き込む。このメモを毎回最初から読み返してから新しい問題に入る。
力のない人は、語彙が問題なのか文法が問題なのかを判断して、そちらの手当てをしつつ、問題集のレベルを下げるか、まず和訳を読んでおいて上と同様の作業をしてみる。
10.長文読解の勉強法
英文解釈に自信がついたらいよいよ長文問題に入る。4年生後期に始められればしっかり力がつく。遅くとも五年生になる春には取り掛かりたい。
要領は、英文解釈と基本的に同じであるが、設問を先に見ておいてそれを意識しながら英文を読むのがポイント。問題集のレベルが高すぎると感じたら、和訳を先に読むのも同様。最終的には全文の細かいところまで理解できる程度に精読するべき。但し、一冊全部の読破は考えず、志望校の傾向にあった題材を中心に飛ばし読みして、冊数をこなしたほうがよい。
11.インターネットの利用法
下に有用なウェブサイトをあげておいた。編入試験ごのみの英文が豊富にあるが、精々和訳がついている程度なので、かなり力がある人にしか勧められない。効率が悪すぎるからである。
逆に、これらのサイトの英文が、和訳を頼りにでも日本語の新聞・雑誌を読む感覚で読める程度の力があれば是非挑戦して欲しい。
以上こまごまと述べてきたが、就職と同様諸君の人生をかける時期である。結果はどうであれ、TVも漫画もGFやBFも封じきって、自分を試してみてほしい。
●単語集
基本単語集 もちろんこれ一冊ではすまない
『合格英単語600』(ごま書房) 単語がまったく分からない人向き。解説が秀逸。類似語の区別の仕方や穴埋め問題でどのように問われるかをなども学べる。
『英単語センター1500』(東進ブックス) 単語力の極端に不足している人。CD4枚つき。かなり基礎的な単語も含まれている。
実力派 御三家!
『速読英単語必修編』(増進会出版社) 英文読解の中で単語を覚える
『システム英単語』(駿台文庫) 体系的な説明がウリ
『DUO』(ICP) ひとつの問題に2つの要素
以下特徴に応じて
『大学入試 受かる英単語ソクラテス2088』(学研) 時事英語が多い。「特別講座」で単語の勉強法を示す。動詞だけに例文と見識あり、巻末の発音とアクセント、多義語、「”かたまり”で覚えておくと便利な単語130」と「テーマ別重要単語」もいい。
『英単語分野別』(河合出版) 特定分野から出題する大学向き。盲点の単語を網羅。
『英単語 2001』(河合出版) バランスよし、それ相応の大学向き。
『ジーニアス英単語2500』(大修館書店) 一流大学志望の人、語彙数多過ぎ?
『英単語白書2000』(三省堂) 妥協のないつくり、中身はオールラウンド
『早慶に出る英単語』(光文社) 中堅私立大学以上。「早慶」というほど難語ばかりではない。解説が文法問題にも役立つ。
『ズバリ!合格の英単語』(KKベストセラーズ) 中堅私大レベル。お話が面白い。新しいテーマの単語。「入試によく出る多義語集」「アクセント15の法則」は秀逸。
『英単語ターゲット1900』(旺文社) 標準的
● 熟語集
御三家!
『パタスタ英熟語600』(旺文社) 暗記の苦手な人から一流大学を狙う人。『システム英熟語』のシステマティックな解説と、『解体英熟語』の問題集的要素と解説のおもしろさの融合に成功。実際は、1500近い熟語が収録。
『解体英熟語』(増進会出版社) 暗記の苦手な人と一流大学を狙う人。「暗記の助っ人」に前置詞の意味とか、熟語を覚える上での情報が凝縮、収録語数が多過ぎ?
『システム英熟語』(駿台文庫) 暗記の苦手な人、理系タイプ向き。動詞や前置詞の意味に注目して、系統だって作られている。
以下特徴に応じて
『新・英文法頻出問題演習Part2』(駿台文庫) 体系的で、学習初期には良い。
『英熟語1001』(河合出版) それなりの大学、コンパクト。
『全解説頻出英熟語問題1000』(桐原書店) 熟語がたくさん。問題集だが問題編と解説偏の分冊、解説偏は熟語集として利用可。
●英文法(参考書型問題集)
文法が苦手な人に
『英文法TOP100』(駿台文庫) 深い理解を求める人。『入試英文法』(代々木ライブラリー)と同タイプ、文法用語を排除しながら、説明はしっかり
『パタスタ仲本浩喜の英文法』(旺文社) 上記『TOP100』より易しい。文法を理解させてくれる良書。
『富田の入試英文法解法の基礎』(代々木ライブラリー) 「目から鱗」の独自理論のため人を選ぶ。使い勝手は非常に良い。
『英文法・語法のトレーニング』(増進会出版社) 平均的大学から難関大まで。解説が丁寧。解説が理解できるレベルならぜひチャレンジを。
『新・英文法で大切なこと』(研究社出版) 暗記と理解の区別がいい。基礎固めには最適。特に解説が素晴らしい。文法用語を抑え視野を広げてくれる。
それなりにできる人には
『新・英文法頻出問題演習』(駿台文庫) 元祖見開き型。名著だが、使い勝手が悪い。これが難しければ、『英文法のナビゲーター』(研究社出版)
『英語頻出問題倍速トレーニング』(増進会) 一題の問題で二題分の内容を含んだDUO的な問題集。『英文法・語法10日間』(増進会)
『精選英文法・語法基本問題演習』(旺文社) 基礎固めを必要とする人。理論的で、極めて網羅性の高い問題集。
以下特徴に応じて
『精選英文法・語法問題演習』(旺文社) センター程度、手堅くまとめている。
『プロセス英文法・語法問題選』(研究社出版) 共通一次とセンター試験の問題を集めた良問集。解説はダメ。問題集として割り切って使うこと。
『英語構文詳解』(駿台文庫) 使う人を選ぶ。構文至上主義。実際には整序問題参考書、
『入試語法構文完璧演習』(研究社出版) 難関校レベル。文法項目別になっていないので、完成期用。レベルの割に説明も丁寧で全訳まである。
『英語正誤問題講義』(河合出版) 早慶上智クラス。正誤問題の最高峰。構成に難。
『英語ここで差をつける文法・語法の盲点』(河合出版) 誤答率の高い問題だけを集めた。解説が詳しい。直前期に穴を埋めるには最適。
『マーク式基礎問題集英語〔文法語法〕』(河合出版) センター用。解説が不十分。基礎固めの後のマーク問題習熟用
『マーク式頻出英文法解法ゼミ』(代々木ライブラリー) 前半はセンター、後半やや難関向き。使いやすい構成。
『頻出基礎と標準英文法』(日栄社) 基礎的な良問。解説は少ない
『スーパー頻出総合英語演習』(中央図書) 頻出順なので、項目別に一通り学習してから
『基礎英文法標準問題精講』(旺文社) 一通り基礎の固まった人、昔の名著
『頻出英文法・語法問題1000』(桐原書店) 基礎固めの後の演習用。偏差値の高い人ほど効率的。
●リファレンス 疑問点を調べるのに使う、間違っても通読とか暗記しないこと
『基礎からよくわかる英文法』(旺文社) 英語の苦手な人のリファレンス用として最適。
以下は文法フェチ用、辞典の規模
『ロイヤル英文法』(旺文社)
『マスター英文法』(吾妻書房)
『総解英文法』(美誠社)
●英文解釈(基礎) 基礎本というには読み手を選ぶかも
『富田のビジュアル英文読解Part1』(代々木ライブラリー) 動詞の数を数えることを基本にした独特の理論。心中する気で使うこと。
『英文解釈教室入門編』(研究社出版) このレベルが分からない読者に対して解説が難解すぎ、この解説を理解できれば、英語力が一皮むける。
『英文解釈教室基礎編』(研究社出版) センターレベルを越えたとたん読めなくなる人向き。入門編よりましだが解説が難解。
● 英文解釈
名 著
『ビジュアル英文解釈Part1/2』(駿台文庫) 『英文解釈教室』へのステップ。高校入試から大学入試レベルまでの英文を収録。妥協なしの構文至上主義。リファレンスも充実。永遠の名著。
『ルールとパターンの英文解釈』(旺文社) レベル的には上記『ビジュアル』と同じ。リファレンスが弱い。『ビジュアル』には一歩譲るが名著。
『インテグラル英文読解S VOL.1』(代々木ライブラリー)
『インテグラル英文読解S VOL.2』(代々木ライブラリー)
『英文読解100の原則 上・下』(大和書房) 応用が利く硬派な理論的な解釈本。受け付けない人も多いので注意。紙面構成にやや難。
特徴に応じて
『超・英文解釈マニュアル』(研究社出版) 文法アレルギーの人向き。英文を「て・に・を・は」をつけて読む。文法用語がほとんど使われていない。英文に対する見方が変わる。中途半端にできる人には違和感があるかも。
『ここで差をつける読解問題の盲点』(河合出版) 中堅大学から難関レベル。誤答率の高い問題を所収、長文ものだが、解説が詳しくここに入れた。
『潮田の英解講義』(代々木ライブラリー) 難関大学レベル。講義調なのでやさしく感じる。内容より構文重視のため英文は面白みにかける。
『基礎英文問題精講』(旺文社) 難関校レベル。良文は多いが、今となっては昔の名著。
●長文読解 1度仕上げたら2度目からは問題は無視しても何度も音読して読み込む。英語の勘が必ず身につく。
TOP2
『出題形式別英文読解理論と解法』(代々木ライブラリー)
『富田のビジュアル英文読解Ver.2』(代々木ライブラリー)
特徴に応じて
『実戦演習 基礎英文速読』(桐原書店) 中学程度の文法なら理解できるが、ちょっと長めの文を見るとうんざりだという人
『Catch Up 英語長文』(旺文社) 校レベルから大学受験レベルへの橋渡し。英文自体のレベルはそんなに高くなく、内容が経済、科学、人文と、バラエティに富んでいる。
『英検準2級ラクラク合格語彙・読解編』(中経出版)
『英検2級完全合格のレッスン 語彙・読解編』(中経出版) 両方とも英検ものだが受験用にもなる隠れた名著。『速読英単語』の様に英文を読みながら単語を覚えられる。
『実戦演習標準英文速読』(桐原書店) センターレベル
『科学英文精選20 Vol.1,2』(研究社出版) 解説があまり詳しくない。英語の不得意な人には学習しづらいかも。
『本英語長文講義の実況中継』(語学春秋社) 英文を頭から読み下す方法を具体的に解説。初級コースの上巻に書かれているノウハウだけでも読むに値する。
『私大英語内容一致問題の完成』(河合出版) 解説は平均以下だが、内容一致のテクニックが満載。
『速読王伝説』(研究社出版) ムニバス形式の問題集。名物先生たちの秘伝のさわりがわかる。どの方法がむいているか知るのには有用。
『入試英語長文読解の原点』(英潮社) 英文は古いが、実力をつけるエッセンスが凝縮。特に、序章には他の参考書にない素晴らしいことが書かれている。。
以下も良書であるが、各人の時間的余裕と必要度を考慮して使って欲しい。
●速読法 速読・多読「法」なので、文法的な説明は少ない
『ズバリ!合格の英文解釈』(KKベストセラーズ) 同時通訳方式
『RIC方式英文速読速解法』(旺文社) 英文を頭から読み下す方法。解説が充実している『英語長文講義の実況中継』の方がいいかも。
パラグラフリーディング法(段落丸ごと読み)を学びたい人にお勧め。
『英検準2級4週間完成長文読解完全対策』(アルク)
『宮尾のアッと驚く英語長文読解ルール』(大和書房)
『パーフェクト英文解釈』(KKベストセラーズ)
『英語リーディング上達法』(研究社出版)
●入試英語基礎知識 環境・政治・経済・社会問題などの常識不足で英文が読めない人向き
日本語だけ読んで、内容の傾向と使用される単語、表現などをチェックするだけでも効果。
『英文読解以前超入門編』(研究社出版)
『英文読解以前基礎知識充実編』(研究社出版社)
『英文読解以前2長文解法編』(研究社出版)
『英語長文問題精講』(旺文社)
『私立大学英語問題の徹底的研究』(研究社)
『英文解釈のトレーニング』(増進会出版社)
『英文解釈のトレーニング PLUS』(増進会出版社)
● 長文要約 英文についての説明は語句程度であるから、力のない人は参照本などが必要。
『英文解釈要約精講』(開拓社) 要約する場合のポイントに付いて割と丁寧に解説。
『英語要旨題意問題演習』(駿台文庫)
○ 文法理解編 英語とは?とか文法とは?ということを分からせてくれる本
『英語基礎貫徹ゼミ』(河合出版) 英語が伸び悩んでいる人、
『英文法のナビゲーター』(研究社出版) 理論だけで文法を説明。「英語はできるつもりだが、点数は。。。」と言う人に効果的
以下は、少々マニアック
『だから英文法は嫌われる』桐原書店
『やっぱり英文法は嫌われる』桐原書店
『鬼塚の英語マニュアル』(代々木ライブラリー) 人による。英語を理解するための本。
『納得できる英文法』(研究社出版)
『絵でわかる前置詞の使い方』(アスカ) 理屈だけでは分かりにくい前置詞が、感覚的にわかる。
(以上http://www.juken-jp.com/sankosho/ を参考にした。)
英語学習関係サイト
新聞系サイト
週刊ST Online: http://www.japantimes.co.jp/shukan-st/ Japan
Timesの学生版 音声、日本語注
Club A&A: http://clubaa.asahi.com/ 朝日新聞有料サイト、天声人語やAsahi Weeklyの英和対照
放送系サイト
Voice of
VOANews.com: http://www.voanews.com/english/portal.cfm 音声、スクリプト
Special
English: http://www.voanews.com/specialenglish/ 同上の学習者向け
Quizzes Based On VOA's Special English Programs: http://www.manythings.org/voa/
VOA Study Net: http://www.voa-study.net/index.htm Dictationができる
Eigozai: http://www.eigozai.com/
ニュースレポート: http://www.eigozai.com/NEWS/NEWS_I.htm
VOAの音声ファイル、和訳
NHK Radio Japan Online: http://www.nhk.or.jp/rj/ 英語、日本語の音声ファイル
BBC
英国内向け:: http://www.bbc.co.uk/ 特にビデオ/オーディオが充実
World Service:
http://www.bbc.co.uk/worldservice/
海外向けライブ放送とオンデマンド音声
Learning
English: http://www.bbc.co.uk/worldservice/learningenglish/ 英語学習者向け、音声・テキスト・
単語の解説が、アーカイブには過去のニュースの音声とテキスト
科学読み物のサイト
Science
Magazine: http://www.sciencemag.org/ global
weekly journal of research which serves the scientific community as a forum for
the presentation and discussion of important issues related to the advancement
of science.
Discover
Magazine: http://www.discover.com/
monthly magazine of science and technology; their wonders, their uses, and
their impact upon our lives.
Nature: http://www.nature.com/nature/ international
weekly journal of science.
Scientific
American: http://www.sciamarchive.org/ enhanced
versions of print articles, explorations of recent developments in the news,
interviews, ask the experts, and much more.
Popular
Science: Popular Science: http://www.popsci.com/popsci