2020年10月22日(木)河合助教が執筆した学術論文が
学術雑誌Moleculesに掲載

 材料工学科の河合里紗助教が奈良女子大学の矢田詩歩助教、吉村倫一教授と執筆した学術論文「Surface Adsorption Properties and Layer Structures of Homogeneous Polyoxyethylene-Type Nonionic Surfactants in Quaternary-Ammonium-Salt-Type Amphiphilic Gemini Ionic Liquids with Oxygen- or Nitrogen-Containing Spacers Containing Oxygen or Nitrogen in Spacer」がMolecules(MDPI)に掲載されました。
 イオン液体の構造に炭化水素鎖を導入することで、イオン液体と界面活性剤の両特性を併せもつ両親媒性イオン液体となります。本研究では、酸素または窒素原子含有の連結基により従来型を2分子繋いだジェミニ型両親媒性イオン液体を媒体として、界面吸着挙動とナノ構造について明らかにしました。連結基の含有元素によって特異な界面吸着挙動が認められ、低温透過型電子顕微鏡(cryo-TEM)を用いてイオン液体内部の層構造を直接観察することに成功しました。これらの成果は、薬物輸送、イオンの透過、エネルギー伝達などの応用に役立つことが期待されます。