(n形半導体: ドナー)

  4つの価電子を持つ半導体の中に、5族の不純物をいれたらどうなるでしょう? 5つの価電子を持っている不純物原子は、4つの電子は隣の位置の半導体の原子と結合する事ができます。 しかし、5つめの電子は、結合する相手の電子が見つからず、”ぶらぶら”あたりをうろつき回り始めます。 この自由な電子が、電流を運ぶキャリアとして働きます。

Point
  5族不純物は、電子を提供するのでドナー(donor)と呼ばれます。 電子は負電荷ですから、キャリアとして負(negative)の物を利用するので、5族不純物を添加して使用する半導体をn形半導体と呼びます。

n形半導体

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