電子工学(3年生)
第2回目 講義
”常識”と物の考え方: ニュートンの運動方程式とアインシュタインの相対性理論の比較。日常生活で実感できるかどうかで"納得"するかどうかが決まる。見えない物、感じることが出来ないものに対して、「モデル」をたてそれを利用する。矛盾がなく現象が説明でき実験結果を予測し再現できれば、今のところはそのモデルは正しい。”信じれば救われる。”特に、今回から扱う量子力学においては顕著。
講義内容
- 単位の変換:
- 力(ニュートン) N×距離(m)=仕事(ジュール)J=エネルギー
- 質量とエネルギーの等価則: W=M×c2 (エネルギー)=(質量)×(光の速度)の二乗
- 運動質量は速度によって変化(相対性理論) 光の速度 c=3×10E8 m/s
- 量子力学 導入:
- Plankの黒体放射の実験 光強度は,連続量ではなく,ある一定の量の整数倍。このことから,光は“波"としての性質の他に,その強度という“量”が、“粒子”として振舞う。このことを、「量子
」化と言う。
- 電子の波動性 電子は従来,“粒子”として考えられていたが,その存在確立が波としての性質を示す。
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