鈴鹿高専電子情報工学科

創造工学

4年生の創造工学という実習科目では、学生がチームを組み、半年間で一つの作品を作成します。制作期間や予算などの制約の元、 企画、設計、実装、プレゼン、デモンストレーションを通して、チームでの開発を行います。

今から 1000 年以上前のこと、不死の帝王軍によって世界の人々の約半数が消息不明になる 事件が発生した。世界中で権力をもつ公的統制期間ユグドラシルは長年の調査の末、消えた人々 は本の中の世界、トゥーンワールドに閉じ困られたとの見解を示した。この調査によると、この 世界には、私達が平然と暮らすこの現実世界と、不死の帝王によって支配されるトゥーン・ワー ルドの2つが存在し、世界中のあらゆる本を通じて行き来できるそうだ。この事件後も相次いで 人々の消息事件は発生し人類滅亡の危機までにまでになっていた。トゥーン・ワールドに閉じ込 められた人々は一生死ぬことはできず永遠と奴隷として働かされていると言われている...

本作品は、6DoF のトラッキングに対応した VR ヘッドセットとモーションコントローラを 用いて、弓を射る操作でボスの討伐を目指す 1 人用 RPG ゲームである。プレイヤーは物語の主人 公に扮して複数の種類の矢を打ち分けることができる。弓を射る操作は本物の弓を射るように両 手を使い、その際にハプティックフィードバックをプレイヤーに与えて実際に弓を引いているか のような感覚をプレイヤーに与える。

ユーザの感想(本科1-3年生)

  • 3I学生

    27 Jan, 2021

    最初既製品のVRゲームだと思ってしまうくらい完成度が高くて驚いた。ゲーム性が面白くて続きをやってみたくなった。

  • 2I学生

    27 Jan, 2021

    自分もUE4でなにかゲームを作ってみたいと思っているので自分のやりたいことと一番合致していたから。UE4のブループリントについてやコントローラーの振動、矢の速度の決め方など聞きたいことを色々聞けてよかったです。

  • 2I学生

    27 Jan, 2021

    2ヵ月で作成したとは思えないほどのとてつもない完成度だった。弓を弾く感覚がとてもリアルだった。

開発者(4年生)の声

もっと期間が長ければなどメンバー全員、思うものは多いものの1本のゲームとして作り上げることができてよかった。新しいことに挑戦し、分担作業の難しさや、複数人での認識の統一など学ぶことが多かった。またこの経験を活かし今後に役立てていきたい。

最後の最後まで作業をしていたが、完成品は納得のいくものができたと思う。コロナ禍の状況で 3 ヶ月程しか時間が ない中の割にはとてもクオリティの高いものが出来上がったとメンバー間でも達成感に浸った。この創造工学を通して本 当にたくさんのことを学ぶことができた、やはり実際にやってみないとわからないことがほとんどでこれを成し遂げられたこと で自分自身に自信もついたし、少しはパワーアップすることができたと思う。

創造工学は高専を代表する大きな授業のひとつなので、始まる前は大きな興奮とと もに緊張感もあった。私は何かを作っていくことが本当に好きで、ただひたすらに楽しめ るものを作りたいと思っていた。そしてそれを作る上でのベストメンバーと一緒に作業で きたことは本当に幸運だなと思う。