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1月21日、29日に知的財産教育活動(課題研究・センサ工学)の成果報告

2015年01月30日

 平成26年度の知的財産教育活動の取組として、「課題研究」と「センサ工学」の2つの成果報告会が実施されました。これは、INPIT(産業所有権情報・研修館)の知的財産教育開発推進校事業「展開校」の活動の一環として実施しているものです。

 まず、1月21日(水)に、平成26年度知的財産教育「課題研究(保護II)」の活動発表会が本校のマルチメディア棟視聴覚室で開催されました。この課題研究(代表者:大津孝佳教授)は、本校知的財産分科会の取り組みとして、知的財産教育を通じて問題発見・問題解決能力の向上を目的として、主に水曜日の放課後、約1年間に渡って開講しています。

 今年度は1年生から4年生の34名の学生が参加しました。 また、「地域の課題に学生のアイデアで挑戦する」ことを掲げ、TRIZを用いたアイデアの創生、パテントコンテストへの参加、各種学会発表、白子商店街活性化に向けたコンテンツの開発、地域企業や高校と連携した商品開発などを行いました。特に、ダンゴムシロボットを用いた幼児教育や命の大切さの教育などへの適用、ヘビ型ロボットの応用、3Dブロックの電池自動車で鈴鹿サーキットを走るなど、地域特性を活かしたアイデアが輝き、三重県産業支援センターの箕山修氏や神戸弁護士からも高く評価されました。

 次に、1月29日(木)には、専攻科2年生による地域の問題発見・解決「鳥獣被害対策を考える」と題した発表会が開催されました。この取り組みは、本校の知的財産教育活動の一環として、「センサ工学」の授業の中で行われています。本課題の主旨は「鈴鹿市では、猿、猪、鹿など鳥獣被害で困っている。農作物は収益の減収だけでなく、お孫さんとの大切なコミュニケーションを奪ってしまうという切実なる問題である。7年間の鈴鹿高専での経験、センサ工学の知識、そして何より、地域への思いを込めて、対策案を提案する。」というものです。その中で電気機械工学専攻、物質応用工学専攻の24名が各自の創造的アイデアを持ち寄り、5つのグループに分かれて検討したアイデアを発表しました。発表会にはJA鈴鹿の川田氏、鈴鹿防災の久畑久一郎氏、みえサイエンスネットワークコーディネータの益川賢市氏にも参加頂き、熱心に御討論頂きました。本取組から、獣害防止システムの開発に発展した事例が出るなど、今後の学生達の創造力の地域への展開に期待されています。

 

知的財産教育活動成果報告1

 

知的財産教育活動成果報告2

 

知的財産教育活動成果報告3

 

知的財産教育活動成果報告4

 

知的財産教育活動成果報告5